示差屈折率検出器における流路切換方式の比較
当社製バルブ切換方式 | 既存のバルブ切換方式 | 他社製電磁弁切換方式 | |||
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排液の分離維持が可能。検出データと排液の成分がほぼ同じになる。 | 排液の分離維持が可能。検出データと排液の成分がほぼ同じになる。 | 電磁弁内で液が混ざり、排液が検出データと異なる成分になってしまう。 | |||
切換時に高圧がほとんど発生しないため、安全で壊れにくい。検出データも安定している。 | 切換時に高圧が発生し、壊れやすい。データも乱れる。 | 切換時に高圧が発生しにくく、壊れにくい。 |
上表の通り、示差屈折率検出器において、既存のバルブ切換方式では切換時の高圧発生から故障が多く、今ではほぼ全てのメーカーが切換えの安定している電磁弁式に移行しています。しかし、電磁弁式は弁内で液が混ざり、データと異なる成分の排液となってしまいます。
弊社ではバルブに特殊な改良を施すことにより、高圧発生の問題を解消し、排液の分離を維持しつつ安全、安定したデータを取ることが可能になりました。
ラボシステムの示差屈折率検出器は全て、熟練の技師により(財)日本分析機器工業会規格「高速液体クロマトグラフの性能表示方法」(JAIMAS 0005-1984)に推奨された手順に準じた方法によって校正が行われ、その際も計測器メーカーや認定校正事業者により定期的に校正証明された器具を使用しております。これにより国家標準にトレーサビリティが取れていると言えます。
ラボシステムの示差屈折率検出器は標準でも厳しいテストを行っておりますが、医薬品や食品等、極めて高い精度を求められる分野にもご利用頂けるよう、トレーサビリティ体系図・校正証明書の発行が可能となっております。発行の料金は下記の通りとなります。
検査作業費 + 証明書作成費(1部) = 計¥150,000(装置1台につき)
型式 | RI-2000A | RI-2000AP | RI-2000P※1 |
用途 | 超高感度分析用 | 分析・分取用 | 分取用 |
測定方式 | デフレクションタイプ | ||
屈折率範囲 | 1.00~1.75 | ||
温度調節機能 | 33℃に設定(50℃温度プロテクター付) | ||
測定レンジ | 0.2~100×10-5RIU 9段切換 | 0.2~100×10-4RIU 9段切換 | |
リニアリティレンジ | 600μRIU以上 | ||
ノイズレベル | 20×10-9RIU以下 | 40×10-8RIU以下 | |
ドリフト | 2×10-6RIU/h以下(水封入、室温変動のない条件下にて) | ||
セル容量 | 9μl | ||
セル耐圧 | 0.49MPa | ||
使用流量 | ~10ml/min(H2O使用時) | ~150ml/min(H2O使用時) | |
流路容量 | IN~Sampleセル:約40μl Sampleセル~OUT:約200μl IN~Referenceセル:約640μl Referenceセル~OUT約:260μl |
IN~Analyticalセル:160μl Analyticalセル~OUT:約200μl IN~Preparativeセル:約640μl Preparativeセル~OUT:約260μl |
IN~セル:約640μl Sampleセル~OUT:約200μl Referenceセル~OUT:約260μl |
接液部材質 | ステンレス、テフロン、石英ガラス、テフゼル、PEEK(但し、イナート仕様機の場合はステンレスを除く) | ||
記録計出力 | ±10mV/FS(マーカー付) | ||
インテ出力 | MAX±3.5V | ||
寸法(mm) | 260(W)×410(D)×160(H) 突起部を除く | ||
電源 | AC85~240V(50/60Hz)、100VA | ||
重量 | 約10kg | ||
オプション | 液漏れ検知ユニット ¥120,000~ | ||
価格(税抜) | 創立40周年記念感謝セール 2024年7月16日~ 通常価格 キャンペーン価格(限定10台) ¥450,000 |